プログラミング初心者がSwiftを学ぶのに本当に役に立った本・動画まとめ

この記事では、はじめてプログラミングを学ぶ初心者の方向けに、自身の体験をもとにSwiftを学ぶときに役に立った本や動画をご紹介します。

1冊目におすすめの本「Pythonスタートブック [増補改訂版]」

プログラミングの重要な概念が本当にわかりやすく学べる

SwiftなのにPython?と思われた方もいるかもしれませんが、「クラス」「メソッド」「プロパティ」「関数」などは多くのプログラミング言語に共通する概念です。

当たり前すぎて多くの入門書で飛ばされがちな、だけどプログラミングには本当に重要なことを、この本では未経験者にもわかりやすく、身近な道具のたとえを使って説明しています。

これらの概念をきちんと理解しておくと、後々の学習のしやすさが段違いだと思います。

入門書はSwiftよりもPythonが充実

SwiftとPythonでは、Pythonを学んでいる人の方が圧倒的に多く、わかりやすい入門書も多いです。基本的な文法もほとんど同じなので、言語の違いはあまり気にしなくて大丈夫です。

おすすめポイント

  • 初心者がつまづきがちなプログラミングの概念がわかりやすく学べる


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1番オススメ!「iOS & Swift – The Complete iOS App Development Bootcamp」

1冊目を読んだあとにオススメなのはUdemyの動画講座です。英語の講座ですがこの講座がなければSwiftの学習に挫折していたと思うくらいわかりやすく、オススメな講座です。

作り込まれた60時間の講座

Udemyはプログラミングから介護まで様々な分野を学べる動画学習サイトで、日本では通信学習大手のベネッセが事業パートナーになっています。

豊富なイラストとアニメーションを使った圧倒的なわかりやすさ

この講座の特徴はたくさんのイラストとアニメーションを使ったわかりやすい説明です。講師のアンジェラ先生の講座は、複数のスタッフがフルタイムで1年以上かけて作るそうで、その力の入れ方がわかります。

英語が不安でも大丈夫

Microsoft Edgeというブラウザを使うと動画に日本語字幕を表示することができます。Windows、Macともに無料でダウンロード&利用ができます。

Microsoft Edge

右クリックで出てくるメニューから「日本語に翻訳」を選択

講座には無料で視聴できるサンプル動画がいくつかありますので、内容を理解できるか不安な方は日本語字幕をつけて確認してみると良いでしょう。筆者のリスニング力は中学英語でも不安なレベルですが、先生が使う英語が易しいこともあり、日本語字幕があれば意味のとれない箇所はほとんどありません。

かんたんなアプリを作りながら学ぶので楽しい

もうひとつの特徴は、知識をステップ・バイ・ステップで理解できるように設計された講座内容です。iPhone画面に文字と画像を表示するだけのアプリから始まって、BMI計算アプリでは関数と画面遷移、天気アプリではAPIの使い方、Todoアプリではデータの保存と、作るアプリひとつひとつに学習目標が設定されています。

Tipsy(チップ計算)
Clima(天気アプリ)

ただコードを写すだけでなく、自分で考える時間がかなり取られているので、知識を着実に定着させることができます。

また、作るアプリがとても素敵なデザインなので、作っていてとても楽しく、達成感があります。

60時間の講座が2000円以下(セール時)

Udemyは90%以上の割引セールをかなり頻繁に行っています。講座の定価は2万4000円ですが、セール時には2000円以下の値段で購入できます。

Udemyがセール(93%オフ)のときの表示

60時間を超える講座が2000円以下になるので、圧倒的なコストパフォーマンスです。セール期間ではない場合は3日〜7日ほど待つとセールになることが多いです。

Udemyにユーザー登録すると、セール時にメールでお知らせしてくれます。

おすすめポイントまとめ

  • 豊富なイラストとアニメーションでわかりやすい
  • 簡単なアプリを作りながら学ぶので楽しい
  • 60時間の講座が2000円以下(セール時)


Udemyで見てみる

どうしても本で学びたい人にオススメの本

上記のように、質・量ともに一番勉強になったのはアンジェラ先生のUdemy講座なのですが、やっぱり本で学びたい!という方向けに参考になった本を紹介します。

「○日でできる!」系はおすすめできない

私は初期のころに「○日(1週間以内)でできる」系の本を参考にしました。しかし、これらの本はプログラミング経験者の方がざっとSwiftの使い方を学ぶためのもので、基礎的な説明が少なく、プログラミング初心者の方にはあまり参考にならないと思いました。

1.絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門 第8版

こちらの本は基礎的なSwift文法の説明にページが割かれていて、重要なトピックについて簡単なアプリをつくりながら無理なく学べる、初心者にも親切な構成になっています。フレームワークはSwiftUIです。

※2021年8月現在、紙の本は欠品中のようです。

おすすめポイント

  • 文法をしっかり学べる
  • 簡単なアプリを作りながら無理なく学べる構成


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2.iPhoneアプリ開発講座 はじめてのSwift

こちらは2016年発売のかなり古い本なのですが、Swiftの本の中では基礎的な文法の説明が多く、全体の8割ほどが文法にあてられています。「まずアプリを作ってみたい!」という人には少し物足りないかもしれませんが、レファレンス的に役に立ちます。

おすすめポイント

  • 文法の説明が丁寧でわかりやすい


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