買い切り型の「Microsoft Office for Mac 2019」を使っていたのですが、サブスクリプション型の「Microsoft 365」の無料試用版をインストールしたところ、元のOffice for Mac 2019に戻らなくなってしまいました。
この記事では、Microsoft 365を元のOffice for Mac 2019 に戻す方法を解説します。
※ アプリを削除し、システムのライブラリ上のファイルにも触れるため、事前に全てのデータをバックアップの上、自己責任でお願いします。
Office for Macのライセンスの確認
1. Microsoftアカウントにログインします。
2. 左側のメニュー「サービスとサブスクリプション」をクリックします。
3. 「購入済みの製品」の項目にOffice for Macが登録されていることを確認します。
1. Microsoft 365のアンインストール
Microsoft サポートページに従い、Microsoft 365をアンインストールします。
詳しい手順はMicrosoft サポートページをご覧ください。
Office for Mac のアンインストール – Microsoft サポート
2. Macの再起動
上記ページの手順に従ってMicrosoft 365アプリをアンインストールしたら、Macを再起動します(この手順を飛ばすとMicrosoft 365が残り続けます)
3. Office for Macの再インストール
1. お使いのMacOSに対応した最終バージョンのOfficeアプリを以下のリンクからダウンロードします。
Update history for Office for Mac – Office release notes | Microsoft Learn
MacOSのバージョン | Office for Mac 2019(2021)の 最終バージョン |
---|---|
Monterey(OS12)以降 | 16.78.3 |
BigSur(OS11) | 16.77 |
Catalina(OS10.15) | 16.66 |
例えば、お使いのOSがBigSurの場合、バージョン16.77と書かれてるリンクから必要なアプリをダウンロードします。
2. ダウンロードしたファイルを開き、表示された画面の手順に従ってインストールします。
Officeアプリのバージョン確認
新しくインストールしたOfficeアプリが買い切り型ライセンスに戻ったか確認します。ここではExcelを例に説明しますが、WordやPowerPointでも同じ手順です。
1. インストールしたExcelを開きます。
2. 上部メニューバーの「Excel」から「Microsoft Excelについて」をクリックします。
3. ライセンスの項目が「小売りライセンス」になっていればOKです。
4. Microsoft AutoUpdateの無効化
Microsoft AutoUpdateを無効化することで、意図しないOffice for Macのアップデートを防ぎます。
Microsoft AutoUpdateを無効化する
1. 新しくインストールしたOfficeソフトを開きます。
2. 上部メニューバーの「ヘルプ」から「更新プログラムのチェック」をクリックします。
3. 「Microsoft のアプリを自動で常に最新の状態にする」の項目のチェックボックスをオフにします。
Microsoft AutoUpdateを削除する
上記の無効化の設定をしても、Microsoft AutoUpdateが立ち上がってしまう場合は、以下の手順でMicrosoft AutoUpdate自体を削除します。
※アプリからのアップデートができなくなってしまうので、やむを得ない場合のみ行ってください。
1. Finderを開いた状態で Command+ Shift + g を押します。
2. 表示されたウィンドウで、 「/Library/Application Support/Microsoft/MAU2.0」と入力し、 「移動」 をクリックします。
3. 表示されたファイル「MAU2.0」を削除(ゴミ箱に移動)します。
以上の手順で終了です。お疲れ様でした。